吐く息が臭いかもと不安になったときのセルフチェックとセルフケアの方法は？

2019/5/24 2019/5/25 未分類

スメハラ（スメルハラスメント）が社会問題化しています。

悪気はなくても口臭や体臭といったニオイが他人に迷惑をかけることはスメハラであり、
けしからんということなんですね。

特に口臭に関しては日本人は残念だと来日外国人の多くが思っている、というのも明らかになりました。

入管法の改正により今後、更に多くの外国人が日本にやってくるということと２０２０年には東京オリンピックを控えており益々、外国人と接する機会も多くなります。

ですので外国の方たちに”スメハラ”しないためにも口臭対策がとても大事だと思います。

自分の吐く息が臭いという自覚のない人もまだまだ多いと思いますが、自分の吐く息が臭いのでは？と心配する人も増加しています。

自分の吐く息が臭いのか？臭くないか？を冷静にチェックして適切に対処すれば心配する必要もなくなり自信をもって社会生活をおくることができます。

そのためには臭いをセルフチェック＆セルフケアする習慣が大事です。

1 口腔内のセルフケアが疎かになると吐く息が臭くなる？
2 自分の吐く息が臭いかもという悩みが激増している？
3 吐く息が臭いかどうかセルフチェックをしてみましょう
4 口臭セルフチェックしてみてニオイがあるようならセルフケアをしましょう

口腔内のセルフケアが疎かになると吐く息が臭くなる？

認定産業医である桐村里紗先生による著書「日本人の口は「人糞より汚い」そして臭い」という過激なタイトルの本が２０１８年に出版されましたが読んだ方の多くが衝撃を受けたのではないでしょうか？

日本人は口腔ケア後進国なので世界的に見ても吐く息が臭いという印象をもたれているー
歯垢にたまった菌の濃度はうんちよりも高くなるー
と桐村先生は言います。

桐村先生の言われるとおり口腔ケアが適切にされなければ吐く息が臭いというのは当然のことなのです。

自分の吐く息が臭いかもという悩みが激増している？

自分の吐く息が臭いのでは？と過剰に心配してしまって塞ぎがちになる口臭弱者が増えています。

特に若者に多い傾向です。

今の若者は子供のころから空気を読むことは当たり前の常識として育っています。

空気を読んで乱さないということは言動だけでなく口臭や体臭などのニオイにも当てはまります。

ニオイというのは良くも悪くも空気を変えてしまいます。
自分の吐く息のニオイで場の空気が変わってしまったら空気の読めない口臭君と陰で囁かれてしまうかもしれません。

ですが多くの場合、吐く息が臭いということはなく本人の思い過ごしであると思われます。
全然、口臭に問題ないのに臭いのでは？と心配するあまり、精神疾患にかかってしまう恐れもあります。

ただ前項で書きましたように口腔ケアを疎かにした結果、実際に吐く息が臭いという人も少なくないのは間違いありません。

もしも自分の吐く息に自信がなかったら実際に吐く息が臭い場合もそうでない場合であっても先ずセルフチェックすることが大事です。

吐く息が臭いかどうかセルフチェックをしてみましょう

息が臭いかどうかセルフチェックする方法としては以下の方法があります。

息を密閉させてニオイを確認する

方法
①グラスもしくはビニール袋の中に息を吹きかける
②グラス、またはビニール袋を閉じて一呼吸おいたあとニオイをかいでみる

このとき気になるニオイであればまあまあの口臭レベルということになります。

シンプルな方法で、すぐできるのでけっこう使えると思います。

舌の表面を拭いてみてニオイを確認する

方法
①綿やティッシュペーパーで舌の上面をふき取る
②ふき取った後、1分間、待機する
③一分後、色とニオイを確認する

もし拭き取った綿、もしくはティッシュペーパーが黄色っぽい色になっていたらニオイの原因菌が多数存在しているということなので息が臭い可能性が高いということになります。

（数々の媒体での執筆や多くのスピーチでご活躍される歯科衛生士の北原文子さん考案の方法を参照させていただきました）

フロスや歯間ブラシでチェック

方法
①フロスや歯間ブラシで歯と歯の間を掃除する
②使用後のフロスや歯間ブラシのニオイを嗅いでみる

もしも臭いニオイが付着していたら強めの口臭を振りまいている可能性が高いです。

以上の方法はある程度、役に立ってくれるセルフチェック方法でありますがニオイの確認は当人の主観になりますので曖昧な感じもあります。

正確に口臭レベルを知りたいということでしたら口臭チェッカーを使用する方法があります。

口臭チェッカーですと数値で示してくれますので説得力があります。

以上のセルフチェック方法を試しても納得いかないという場合は口臭外来で診察してもらうという方法もあります。口臭治療のプロに診療してもらい適切なアドバイスを受けることでより確実に口臭を解消するための一歩になるでしょう。

以上、口臭セルフチェックの方法でした。

口臭セルフチェックしてみてニオイがあるようならセルフケアをしましょう

口臭セルフケアについては以前の記事でもいくつか書かっせていただきましたが簡単にまとめてみました。

①緑茶を飲む
緑茶に含まれる成分、カテキンが抗菌・殺菌の働きをして口臭の原因菌を減らすのに貢献してくれるのです。
コーヒーは逆に独特の口臭の原因となりますので口臭が気になるのでしたら緑茶に置き換えてみるのがいいかと思います。

②ガムやタブレットを使用する
ガムやタブレットはミント風味が強いので即効で口の中がスキッとします。
ですのでちょっとした会話の直前に使用するとか公共の乗り物などの密集した空間においてはとても便利です。
ただし砂糖や人口甘味料が添加されていることが多いのでほどほどがよいかと思います。

③マウスウォッシュを使用する
歯を磨いている時間がないような時でもマウスウォッシュでしたら口に含んでうがいするだけでサッパリ、リフレッシュできます。
市販のものはピリピリ感が強い製品が多くて苦手という方もいるかと思います。
天然由来のものをメインの成分としているマウスウォッシュでしたら効果的に歯垢やニオイの原因菌を除去する働きをしてくれるので、できればこうしたタイプのものがお奨めです。

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④口臭サプリを使用する
舐めるタイプや飲むタイプ、噛むタイプなどがあります。
体の内側から消臭に働きかけてくれる天然由来成分がメインのものがお奨めです。

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⑤良い歯磨き粉を使用する
市販の歯磨き粉は研磨剤や合成界面活性剤が添加されていることが多いです。
研磨剤は葉の表面のエナメル質を少しづつ削っていってしまうので汚れや歯垢が付着しやすくなります。
合成界面活性剤は汚れをごそっと落としてくれる一方でアレルギーなどの健康被害も懸念されます。
やはり天然由来成分がメインで無添加のものを選ぶことがお奨めです。

⑥舌ブラシを使用する
舌の表面をチェックして白くなっていれば舌苔というニオイの元となる成分が付着しているということです。
舌ブラシを使って掃除しましょう。舌はとてもデリケートで強く擦ると組織に傷をつけてしまいます。やさしく磨くようにしましょう。

⑦フロスや歯間ブラシを使用する
意外に見過ごされがちなのが歯と歯の間の汚れです。フロスや歯間ブラシで掃除しますときついニオイが付着することがあります。そのような箇所を丁寧に掃除することでニオイの元になるカスを除去できます。